第6回目は、鹿児島市を飛び出して、霧島市国分にあります〈ao-ya apartment store〉の大塚良輔さん、美帆さんご夫妻にお話を伺いました。素敵な暮らしの道具の販売と、飲食スペースが同じ空間にあるお店です。
※以下 桜:桜島ミュージアム、良:大塚良輔さん、美:大塚美帆さん。
正面からお店の様子。
桜:こんにちは!いつもお世話になっております。今日はご夫婦でのインタビューということで、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、店舗についてお聞かせください。
美:こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。 「アオヤアパートメントストア」は、「長年使っても色褪せない、実用的かつ美しい暮らしの道具」をコンセプトに 衣食住にまつわる、こだわりの商品を取り揃えたライフスタイルショップです。 お取り扱いさせていただいている商品は、もともと自分たちが長く使っていて、本当に良いと思った物がほとんどです。 今までの人と人とのつながりや新しい出会いを通じて、とても素敵な商品に恵まれました。 作り手と使い手をつなぐ、橋渡しのようなお店になればと思っております。
店内の様子。暮らしの道具たち。
美:オープン当初は、暮らしの道具のお取り扱いのみの予定でした。 でも、ゆっくりと商品を選んでいただきたいと思い、座っていただけるスペースを設けたことをきっかけに、 コーヒーや紅茶、サンドイッチのご提供が始まりました。
良:以前からランチの要望もありますが、自分たちが本当にお客さまへご提供したい物を突き詰めた結果、 現在は〈アオヤの玉子焼きサンド〉〈アオヤのあんバタートースト〉が定番メニューです。 鹿児島は「鶏肉がおいしい」ということは有名ですが、「卵もとてもおいしい」ので 卵を使った料理のご提供をしたいと思っておりました。 〈アオヤの玉子焼きサンド〉は京都で食べた玉子焼きサンドに影響を受け、鹿児島産のこだわり卵、 鹿児島の美味しいパンで作りたいと思い完成したメニューです。
美:パンは、大好きな姶良市のChanaanさんにお願いして焼いていただいております。 ふわふわのパン生地と、だし巻き玉子との相性がとても良いのです。
アオヤの玉子焼きサンド500円。しっとりふわふわのパンに挟まれた厚焼き玉子は、優しい卵の味とお出汁が上品。食べると何層にも重なったミルフィーユ状の玉子焼きが口の中でほどけていきます。絶品!
桜:実際の調理もお二人でされるので、本当に自分たちが納得したものを提供していることが伝わってきます。もともと料理が得意だったり、商品を取り扱うお仕事をなさっていたりしたのですか?
良:いいえ、料理は初心者でした。(笑) 仕事もまったく分野が違い、二人とも服飾関係の仕事をしていました。 鹿児島の素晴らしい手作りの文化に触れて、料理にも興味が持ちはじめ、今ではジャムやケーキ作りにもチャレンジしています。 ご近所のお母さんはドレッシングや味噌、しょう油まで自家製で作られる方で、学ばせていただきながら色々と作っています。 自家製ドレッシングには食用のつばき油を使わせていただいています!
美:私はかなり以前に、洋食店で働いていた経験はありますが、直近までは洋服作りに携わる仕事をしていました。 やはり生まれ故郷の鹿児島が大好きで、県外にいる頃から 鹿児島で「鹿児島の方々の暮らしに寄り添う商品」を取り扱うお店を開くことを考えていました。
良:自分の生まれは千葉県ですが、風土が似ているところもあり、鹿児島の気候や自然、おいしい食べ物に温泉、山も海もあって...桜島も人も大好きです。
美:このお店は、実家を改装した建物で、昔住んでいた場所に戻ってきました。 実家ということもありますが、ほとんどを自分たちの手で改装したのでとても愛着があります。 商品が引き立つよう、内装は白を基調としてシンプルにまとめました。 そして、鹿児島に帰るきっかけとともに、2016年9月にオープンしました。
桜:アオヤさんのお隣は、車屋さんですよね。ご実家が車関係のお仕事で、現在も事務所が同じ建物内ですね。ご実家で新しくお店をされるメリットはありますか?
美:はい。昔から住んでいた場所なので、お店がオープンすると私のことを知っているご近所の方々が遊びに来てくれます。 父の仕事関係の方も立ち寄ってくださいます。 当初は国分から垂水の間で物件を探していたのですが見つからず、 そうしているうちに父から実家を使ってみたら?という提案がありました。 もし、この場所でなかったら、今のように親身になって訪ねてくるお客様ができるまで時間がかかったかもしれません。 そしていつも、お花を持ってきてくれます。お庭に咲いたからどうぞって。(笑)
店内には様々な方が持ち寄ったお花が飾られています。
桜:鹿児島の人は本当にあったかいですよね。取り扱っている商品はご自分たちで使っていた物がほとんど、ということでしたが、桜島の椿油はいかがでしたか?
美:桜島の椿油は、5年ほど前から使っていました。 食用のつばき油と、生搾りの椿油「ピュアプレミアム」は美容用として。 「できれば鹿児島産のものを使いたい」と思い、注文して取り寄せていました。 そして、お店を開く構想を描きながら、お取り扱いできたらなぁと思っていたら、 ちょうど桜島ミュージアムさんからお話をいただけたのです!! 食用はサラダやパスタ、最近は炒め物などに使用していますが、味つけのシンプルなものに使って風味を楽しんでいます。 美容用のピュアプレミアムは乾燥肌の私にはぴったりで、市販のものでは肌に合わず痒みや赤みが出てしまいましたが、 椿油はしっとりと肌になじみ、そのようなことがなかったのが嬉しいです。 パッケージもとても素敵なので、当店では、「つばき油とお菓子」「つばき油とグラス」など 様々なものとセットで贈り物としてのご購入が多くみられます。 プレゼントとしていただいた方が使い心地が良く自分用でリピートしたり、 ギフト用として周りの方に薦めたりしている方もいらっしゃいます。 男性でご購入される方もいて、わざわざ市街地に赴かなくても、ここで買えるのは嬉しいとおっしゃっていました。
ディスプレイされているつばき油。
桜:ずっと使っていただいたのは大変嬉しいです!ありがとうございます。
良:桜島の椿油もそうでしたが、商品をお取り扱いさせていただくときは、必ず作り手さまのところへ、ご挨拶もかねて伺います。 とても楽しいお話、ためになるお話、実用的なお話を聞けるのでとても貴重で素敵な時間です。
美:まず商品を好きになり、作り手とお会いしてその人を好きになり、話をうかがってその商品がもっと好きになります。 そんな大好きな商品をお客さまのもとへと、ご紹介できるのがとても楽しみです。
桜:今後のお店の目標はありますか?
良:お店の商品はとても素敵な物に恵まれていますので、あとは自分たちもそれに見合うよう努力をしていきたいと思います。 オープンして約1年半。まだ発展途中のお店なので、 より多くの方にお店のことを知ってもらい、素敵な商品をご紹介していきたいです。
美:贈り物を贈った方も贈られた方も、どちらも幸せな気持ちになれるような、そんな贈り物ができるようなお店にしていきたいです。 お店とともに、自分たちも少しずつ成長できればと思います。
桜:ありがとうございます!商品やお客様への愛情を感じるお店づくりに身が引き締まるお話を聞かせていただきました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
インタビューにご協力いただいた良輔さん(左)、美帆さん(右)。 店内にて。
住所:〒899-4321 鹿児島県霧島市国分広瀬3-6−44(ひろみ自動車となり)
電話・FAX:0995-47-3502
営業時間:10:00-19:00
定休日:水曜日
Instagram:https://www.instagram.com/aoyaapartmentstore/
Facebook:https://www.facebook.com/aoyaapartmentstore/
※2017年時のインタビュー記事です。
「桜島の椿油」は、桜島産のヤブツバキのみを使った、国産100%植物油です。椿油は、オレイン酸の含有量が植物油の中で最も高い約85%。酸化しにくいオイルで、約6%ビタミンEも含まれているため、軽い紫外線防止効果もあります。
人間の肌の皮脂に近いオレイン酸を多く含む椿油は、肌馴染みがよく、しっかりとお肌の保湿をしてくれます。オレイン酸は、体内で合成もされますが、直接塗布することでより効果的に皮脂を補い、水分の蒸発を防ぎます。角質層の「バリア機能」を整え、乾燥肌の強い味方です。※オイリー肌の方でもお肌の状態に合わせてお使いいただけます。
弊社には2種の椿油があります。昔ながらの椿油(加熱圧搾法)と新しい“生搾り”の椿油(非加熱圧搾)です。加熱圧搾の椿油は、搾油した椿油を濾過することで従来の特有の香りを最小限に抑えました。非加熱圧搾の椿油は、1粒1粒種を選別し、良質な種だけ使用。時間をかけて沈殿や濾過を繰り返した高品質の椿油。用途に応じて、椿油を選べるのが魅力です。