SAKURAJIMA TSUBAKIの椿油は、桜島でヤツブバキを栽培されている地域の皆さんから種を集め、搾油し、商品化しています。 しかし、近年は人口が減少し、高齢化がすすみ、手入れや収穫できなくなってしまった椿畑も増えてきました。 このままでは、いつか、桜島の椿のある景色がなくなり、椿油の生産ができなくなってしまうのではないか。 「椿のある暮らし」を未来へつなぐために、私たちに何ができるだろうか。 考えた結果、2020年、私たちは耕作放棄地となった椿畑の開墾を始めました。 当初は、全く光の入らない椿の畑。 足を踏み入れるのもためらうほどのうっそうとした状態でした。 ヤブツバキの木は確かにあるのですが、多くの植物に覆われその姿は目立ちません。 手作業で少しずつ。わずかに光が差し込んできましたが、まだまだです。 2021年度からは、鹿児島県グリーンマスターの会の皆さんにご協力をいただき、活動を共に。 頼もしい森の達人の皆様の力で畑がさらに美しくなりました。 2022年には、わずかながら収穫できる状態に。 グリーンマスターの会主催で一般のお客様も招き、収穫体験や椿油搾り体験をするイベントも開催しました。 2023年は、開墾を始めて丸3年。今年はある程度収穫できるかもしれません。 この畑で収穫したヤブツバキの種子を搾油し、皆様へお届けできることを楽しみにしています。 この記事を書いたスタッフ:大村
「桜島の椿油」は、桜島産のヤブツバキのみを使った、国産100%植物油です。椿油は、オレイン酸の含有量が植物油の中で最も高い約85%。酸化しにくいオイルで、約6%ビタミンEも含まれているため、軽い紫外線防止効果もあります。
人間の肌の皮脂に近いオレイン酸を多く含む椿油は、肌馴染みがよく、しっかりとお肌の保湿をしてくれます。オレイン酸は、体内で合成もされますが、直接塗布することでより効果的に皮脂を補い、水分の蒸発を防ぎます。角質層の「バリア機能」を整え、乾燥肌の強い味方です。※オイリー肌の方でもお肌の状態に合わせてお使いいただけます。
弊社には2種の椿油があります。昔ながらの椿油(加熱圧搾法)と新しい“生搾り”の椿油(非加熱圧搾)です。加熱圧搾の椿油は、搾油した椿油を濾過することで従来の特有の香りを最小限に抑えました。非加熱圧搾の椿油は、1粒1粒種を選別し、良質な種だけ使用。時間をかけて沈殿や濾過を繰り返した高品質の椿油。用途に応じて、椿油を選べるのが魅力です。